「いま芸術は茶会」

2007年3月24日(土)
京都芸術センター

音・光・身体・空間というテーマで
各席著名なゲストをお招きし
これからの芸術について
様々な話で盛り上がりました。




写真
「現代風茶室」で開かれた明倫茶会(京都市中京区)

 建築家が提案する「現代和風茶室」でせん茶と談論を楽しむ催しが24日、京都市中京区の京都芸術センターで開かれた。

 同センターが毎月開催している「明倫茶会」の一環。今回は「いま芸術は」と題して、建築家の山崎泰孝さん(左京区)が企画。日本建築の柔軟さを生かした設計で知られる山崎さんが同センターのフリースペースに和洋折衷の「現代和風茶会空間」を作り、亭主として客を招いて進められた。

 茶会は「音」や「光」などのテーマで4席を開催。それぞれの席で正客がテーマについて語りながら進行した。「音」の席では、能楽の藤田流笛方、藤田六郎兵衛さんらが日本や世界の音楽について語り合い、参加した市民らはせん茶を楽しみながら聞き入っていた。
京都新聞2007年3月24日(土)

企画・席主 山ア泰孝

現在は、20世紀の科学技術の発達の結果、人類にとって豊で便利な社会となった。
しかし、一方では均質化・システム化でストレスと異常な事件の多い社会ともいえる。
21世紀の社会は、人それぞれ、地域それぞれ、民族それぞれが生き方、個性を尊重し合いながら新しいネットワークをつくることが必要だと思う。
そこにこそ、地球環境のバランスある平和と、人類相互に博愛ある社会が成立する。
現代、日本文化は、明治以後、近代化=西洋化で、それ以前の「伝統」と断絶したところで発展してきた。「日本にしかない伝統の力」を再確認し、21世紀の日本の文化を再構築しなければいけない。
建築の「スケルトン・インフィルの提案」、「木造劇場の研究と提案」及び「各専門分野・世代を超えた交流と協力のサロン」を提案する企画の一つとして開催しました。


茶会の主旨
現代社会の閉塞性を切り開くのは、創造力を持つ芸術の力であると信ずる。しかし、いまその芸術も各分野・各世代にわかれてその力を持たない。その交差と共働のきっかけをつくりたいと願った煎茶による文人茶会である。

しつらえの考え方
建築家・山ア泰孝が提案する「現代和風茶会空間」
低い視線、畳の感触、生きた自然の光と植物、そして白い紙に最新技術の立体CADによる線の絵画、その空間を上・下足で楽しむ。現代の日本人そんな茶会空間を考え出した。

正客
音席 10:30時  藤田六郎兵衛、藤原清登、小松正史、東岳志、清島秀樹
光席 12:15時  田原桂一、岩村源太、岡幸男、池田啓子、村上菜也子
身体席 14:00時 田畑喜八、西川充、碓井節子、杉本秀太郎 宮永東山 小野澤虎洞
空間席 15:45時 吉村元男、中村利則、吉村篤一、白砂伸夫、松隈洋


YS劇場探検団の有志が中心となって会場設営が行われました。

会場は、ろうそくの明かりが基本となっています。

植物は、白砂伸夫さんが中心となり
京都の野草を採取し、土ごと活けました。




戻る